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今の座右のランプ

 院内の片隅を照らすステンド・ランプは時々入れ替えて気分を変えていますが、今の診察室のランプは「星の王子様」です。私や患者さんから見ると右側の窓際に置いてあるので言わば現在の「座右のランプ」です。フランス語は分かりませんが、写真を撮ると「心でしか物事はよく見えない。大切なことは目に見えない」とAIが翻訳してくれました。物語の中で王子様に「大切なこと」を教えてくれた「狐」と、王子様が挨拶を交わしてきた5000本のバラの中でも、王子様が小さな星で世話をして「なじみ」になった、かけがえのない一本のバラもランプの左右に配置されています。

 思うに我々は誰でも縁あって家族や友人や同僚になったかけがえのない大事な人がいます。診察の場面でも、数多くのクリニックの中から当院を選んでくださりなじみになって通ってくださる方は、私にとってかけがえのない方ばかりです。治療関係の「絆(きずな)」は目には見えませんがとても大事なものであり一番大切にしたいものであります。同時に私は皆様を少しでも良くする「責任」を持ち、患者さんにとって「かけがえのないたった一つのクリニック」になりたいと思っています。