· 

開業医に忌引き休暇なし

 この間、しばらくブログをお休みしていたのは、父が急に亡くなり喪主を務めたりして多忙を極めていた為でした。11月の土曜日の早朝に亡くなったのですが、私は土曜日の午前中は普通に外来をして夜に通夜、翌日曜日に葬儀を済ませて、診察を1日も休診することなく乗り切れました。

 経験ある方は分かるかと思いますが、家族が亡くなると葬儀の後にも各種手続きなどやることが沢山あり、喪主が勤め人の場合は1週間から10日の忌引き休暇が認められるのが一般的の様です。しかし、患者様を沢山抱える開業医の場合は休む訳には行きませんので、今後も休日を使ってひたすら手続きや片付けを頑張るしかありません。

 私の父はデパート業界で長く生きて来た人間です。ちょうどバブル時代の頃、デパート業界も活況を呈していた時代に百貨店の店長を長く勤め、我々家族の為に大阪や東京への単身赴任を長年頑張ってくれました。名古屋に戻ってからはデパートの新館建築に際して「デパートの中にパイプオルガンを」との父の発案で1階ホールにはパイプオルガン、上層階には美術館も出来て「生活と文化を結ぶ松坂屋」のキャッチフレーズを具現化できたのは父の良き思い出になったかと思います。

 父とは全く畑違いの道に進んだ私ですが、会社員として生きて行く大変さを傍で見ていて

資格仕事の医師の道を選んだとも言えます。

 クリニックの中庭は父から貰ったお祝いで樹木を植えましたが、ちょうど今も紅葉が盛りの頃を迎えています。父は晩年会うたびに自分の事より「クリニックは大丈夫か?」と私のことを心配してくれました。診察室から父のネームプレートが見え、いつも見守って貰っている気がします。今後も、私は私の道で一人でも多く困っている人を救うべく頑張ります。

 

 

松坂屋南館のパイプオルガン☟

お父さんの古時計☟