5月の連休の中の丸一日を精神科救急当番病院での日当直業務に従事しました。患者さん自分から来られる方は殆どなく、警察や救急隊の方が連れて来られたり、総合病院の救急外来からの紹介などで来院されます。当院が平時の診察なら、精神科救急は有事の診察になります。
入院への同意が無い場合は、やむなく医療保護入院や強制措置入院となるなど、精神科医療独特の強制力を使わざるを得ない場合もあります。当日、非同意で入院される方も数人おられました。そうのような激しい診察を昼間も夜中も明け方もひっきりなしにかかって来る受診依頼に全部応えていると、診る方も心身ともに疲れます。しかし、世の中にはこんなにもメンタルで困っている人がいるんだ、またその人達を助ける為に警察官や救急隊の人や役所の人、そして受け入れる病院の人達も連休関係なしで頑張っているんだということがよく分かり勉強になりました。とても刺激的な救急当直でした。
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