恒産なくして恒心なし

 日々、メンタルクリニックの臨床を続けていると孟子の「恒産なくして恒心なし」という言葉の意味を痛感します。いかに安定した職業や収入が精神の安定に大事かということです。

 「恒産」は日々の自分の仕事を一生懸命にやって、その対価を戴いて生活の糧にして行くのが基本だと思いますが、何らかの理由で仕事が無く恒産が無い方もみえて、安定して働くということがいかに難しいことであるかをいつも強く感じています。

 「恒心」は常に定まったしっかりとした心、ぐらつかない心という意味で、患者様の「恒心」を保てる様にお手伝いをするのがメンタルクリニックの仕事であると思ってます。今年も患者様の為に、職員一同力を合わせて精一杯頑張る所存です。

 今年は患者の皆さんが「恒産ありて恒心あり」の年になります様にお祈りします。

 

 

 

 

初詣に行って御祈祷を受けて来ました。