移転後、毎日のように窓から鳥を見る様になり、鳥への愛着も湧いてきた今日この頃、動物彫刻の展覧会「フランソワ・ポンポン展」に名古屋市美術館に観に行って来ました。日本初の回顧展です。
学芸員さんのレクチャーによると、ポンポンはロダンのアトリエにて工房長を務めるなど、最初は人物彫刻も志したとのことですが、人物では大成するのは望みが薄いと自覚して、途中から動物彫刻一本に絞り、その道で大家になった方です。私も、最初内科でもやろうかと思って内科研修を少ししましたが、やっぱり自分には向いていないと当時は入りにくかった精神科の道に進んだので、ポンポンの生き方に共感するものがありました。
ポンポンは子供もなく、生涯黙々と製作のみに打ち込んだ姿に好きな我が道を行くということが人生の充実には大事だなぁと思いました。
ポンポンは入念な観察の後に創作しますが、出来上がった作品は余分な物をそぎ落とした感じでシンプルで独特の魅力があります。皆様も是非、お暇があれば足をお運びください。
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この作品だけが、唯一会場内で写真撮影可です。本物です。☟
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