昆虫展

名古屋市科学館に、「昆活しようぜ!昆虫展」を観に行って来ました。昆虫は名付けられた物だけで百万種類あり、まだ続々新種が発見されなど無限の広がりがあり、その色や形は様々でまさに自然の神秘の世界です。私はどちらかと言うと虫は苦手な方ですが、蝉退(せんたい)というセミの抜け殻が漢方薬の成分として蕁麻疹などの痒みに効く「消風散」に組み込まれていることに以前から興味を持っていましたので、ある展示には心に響くものがありました。

 消風散の植物系が多い13の生薬の中に何故昆虫由来の蝉退を組み込んだのか?尽きせぬ疑問です。古人の知恵に感服します。昆虫の世界は、まだまだ未解明の事が多く、その自然の神秘の解明から得られる新たな知見が、今後医療を始め色々な産業に利用できる可能性も大の様です。昆活とはそういう意味か?とも思いました。 

 その後、久しぶりに科学館の誇るプラネタリウムも観て来ましたが、星や宇宙の広がりもまた無限であると思いました。今年の中秋の名月は9月21日、8年ぶりの満月だそうですので、皆様夜になったらお月見で南東の空をご覧ください。クリニックの辺りは夜の空が綺麗で星もきれいに見えますが、そのうち天体望遠鏡を買って星を詳しく観たいぁと思って帰って来ました。