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ネコバスの発想

愛知県美術館で開催されている「ジブリの大博覧会」に行ってきました。展示のおしまいの方の「ネコバスアトリエ」では、動物の「ネコ」と乗り物の「バス」という全く関係ない物を合体させてしまうという奇抜な「アイデア」の面白さはもちろんですが、このコーナー自体が、ジブリの展示に一見して全く関係ない愛知県美術館の収蔵品をくっつけて展示した、学芸員さん曰く「謎のコーナー」になっていました。ネコバスを一例にして、世の中に既にあるものを組み合わせて何か新しい物が出来るのではないか?という刺激を受けました。

私も常日頃から、副作用の少ない漢方薬エキス剤と即効性のある西洋薬を組み合わせて治療していますが、これが簡単に出来るのは日本ならではであり、将来世界にも広がって欲しい治療法だと思っています。コロナ対策でも、すでにある他の病気の治療薬を上手く組み合わせて何とかなるのではないか?などと勝手に思った次第です。

 他の展示では、飛行機の発明などの例でもわかる様に「新しいアイデア」や「知恵」が世の中を変えて行くということを学びました。

「ジブリの幻燈楼」、「王蟲の世界」、「空飛ぶ巨大な船の模型」はこの展覧会の3大見どころです。この展覧会を担当した学芸員さんの話では、これらの大きな物はジブリパークには収蔵場所がなく展覧会終了後の収蔵先が全く未定であるとのことで、もしかしたらもう見れないかもしれません。展覧会の会期は9月23日までですのでお見逃しなく。