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14進法の乱れ

当たり前のことではあるが、時計や1年の月数は12進法であり、干支も十二支であり12という数字は人間の肌感覚に馴染む数字である。

 しかし、外来医療の世界では14進法が中心である。処方日数は初診の場合「ひとまず2週間分出しておきますね」と言う場合が多く、再診の方の場合の「1ヶ月分お薬出しておきますね」の1ヶ月分は28日分のことが多い。その為、受診予約のサイクルは14の倍数となることが多いが、その外来14進法サイクルを乱すのが祝日である。例えば、先週のGW連休の反動は大きく、本来14日サイクルで来られる人が今週は3週間サイクルで来られるので、いつもの14日サイクルの人と重なるために患者さんの数が一時的に多くなり今週は大変忙しい。その分、来週はものすごく暇な週になる予定である。週による患者数のアンバランスが週によって患者さんの待ち時間の差異となりクレームの原因となったりする場合もあり、後々まで影響することがよくある。可能なら奇数サイクルでの次回予約に協力して頂けると助かります。

 比較的暇な週にいかに多くの新患の方を診て行くかが人気クリニックになる道であるかと思うが、当院の場合はまだ道半ばである。