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今年の一字

ここ10年以上、年末にはクリニックの忘年会があり、各人が「今年の一字」を書いて、その思いを述べていましたが、今年の忘年会はコロナの影響で開催できませんでした。

そこで、この場を借りて私が思う「今年の一字」を発表させて頂くと、それは「禍」であると思います。禍は「災い」や「不幸な出来事」という意味であり、今年は例年に比べると、あまり良い年ではありませんでした。

殆どの人が、コロナウイルスに振り回され続けた一年であったと思います。こういった後世の歴史に残る様な出来事が起こると、その後には大きな世の中の変化が起こる気がします。よく似た字に「渦(うず)」という字があります。渦巻く世の流れについて行くことも大事ですが、人間として本質的に大事なことはいくら時代が変化しても変わらないと思いますので、来年も生きて行く上で働く上で大事なことを守ってやって行きたいと思います。