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過労死白書

令和2年版過労死白書が10月30日に厚労省から公表された。要点は以下の様である。

 

『平成27年4月から平成29年3月までに認定された精神障害事案のうち、自殺事案(自殺未遂を除く。)167件を抽出・分析

・自殺事案を発病から死亡までの日数別にみると、「29日以下」が半数以上であった。

・自殺事案について、労災認定の疾病に関して、医療機関への「受診歴なし」が約6割であった。

・自殺事案を職種別にみると、専門的・技術的職業従事者、管理的職業従事者が多く、その割合は精神障害事案全体と比較しても高い。』

 

 

データを分析すると、精神障害での自殺は勝負が早く、早く受診をしないと、周りがさせないといけないことが分かります。然るに、メンタルクリニックの初診は一般的に取りにくく、予約が取れるのが数か月先ということが多い。それでは、切羽詰まった人には間に合わない。何故、他のメンタルクリニックはそんなに予約先になるのか分かりません。市民の税金で運営されている公的病院の精神科は積極的に新患を診る社会的責務はないのか?と思います。

上記の白書はやや古いデータの分析結果であり、コロナ渦では本年7月から自殺率が上昇に転じているとの報告もあり、状況は緊迫しています。

当院では自殺を未然に防ぐために出来る限りの協力をさせて頂きます。他に比べて新患の予約が早く取れ、早ければ当日でも初診可能な日もあります。比較的遠方の方でも、お近くのメンタルクリニックの予約が取れるまで数回だけのつなぎ受診も可能です。紹介状を添えて繋がせて頂きますので、ご遠慮なくお電話ください。